抱き枕inヒカリ家



「ごめんねヒカリ・・私じゃまかな・・。」

アスカは今ヒカリの家の床の上に敷かれた布団の上で横になりながら
謝罪の言葉を述べていた。

「・・い、いいのよ、アスカ。私はアスカがいい子だってちゃんと知ってるから。」

「ありがと・・ヒカリ。」

親友の優しい言葉にアスカは涙をうっすらと浮かべ、
枕をよりいっそう強く抱きめる。

「で、でも、今度は何で飛び出してきたの?。」

ヒカリがアスカに聞いてくる。その声は心なしか引きつっているようにも聞こえる。

「えっ?・・・今回は全部ミサトが悪いのよ。だってあまりにも
一方的なんだもの。」

「なにが?。」

すかさずヒカリが問い返す。

「だってシンジと一緒に寝ることがダメだって言うのよ。
そんなこと聞けるわけないじゃない。」

「でも、私たちはまだ中学生なんだから
そういうことはまだ早いんじゃ・・。」

ヒカリはクラスの委員長らしくアスカを更生の道へと
導こうとするが・・・

「ヒカリだって鈴原とずっと一緒にいたいと思うでしょ?。」

「えっ?・・・・ま、・・まぁ。」

アスカの思わぬ反撃にあってしまう。
しかも自分がYESと答えてしまったことに対して一人赤面する。

「ねぇ、やっぱりそうでしょ。好きな人とはいつも一緒にいたいものなのよ。
ヒカリならわかってくれると思ってたわ。30独身女にこの乙女心が
わかるはずないのよ。」

そう言ってアスカは自分の枕をよりいっそう強く抱きしめる。

「ちょ、ちょっとアスカ。そんなに力入れると痛いよ。」

突然アスカの抱きしめていた枕が声を上げる。

「あっ、ごめんシンジ。大丈夫?。」
あわててアスカが強く抱きしめる力を弱める。
だが、決して離そうとはしない。

「本当にごめんね洞木さん。アスカったらどうしてもって聞かなくて。」

「い、いいのよ別に・・(きぃーっ!アスカってば見せつけてくれちゃって・・いつか
お返ししてやるんだから)。」
心の中では悪態をつくものの決して口では言えないヒカリちゃんであった。

「私はいつだって二人の味方よ。」
ヒカリは最後の力を振り絞って二人にそれを伝えた。(顔は十分引きつってたが・・)

「ありがと、洞木さん。」

ヒカリどんな気持ちでいるかもつゆ知らず、シンジはヒカリに素直に述べる。
ヒカリもそんなシンジの様子にはんばあきれてものも言えなくなっていた。

「さて、もう夜も遅いし・・・もう寝ようか?アスカ。」

「うん。」

そして、二人は見つめ合い、いつものように口づけを交わしてから眠りについていった。
もちろんお互いのことは強く抱きしめあいながら。


だが・・
「(いつかお返ししてやるんだからぁー(;;))。」
          ・
その横のベッドではかわいそうなヒカリが今日も枕を涙で濡らしている情景がみられていた。



まんた☆彡からの一言

三人目の適格者のベファナさんの投稿です。
しかも抱き枕シリーズ、それに委員長まででてるなんて最高です。

委員長の家に泊まりに行くときも愛用の抱き枕を連れて行くなんて、
アスカさま恐るべし…。
こんなラブラブじゃ、ミサトもシンジと一緒に寝るのを禁止するわけですね。
(独り身にはつらいよな^^;)

委員長がどんな仕返しをするのか楽しみですね。



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